高岡市医師会報掲載

第09回 感染した褥創の局所療法

 褥創を含め創感染がおこった場合は、まず「閉鎖空間での感染拡大を避ける(開放化)」ことと「壊死組織(異物)を除去する」ことが大切です。ではこの原則を実際の褥創…

北日本新聞掲載

タンパク質摂取と傷治療

 私たちの体の細胞はタンパク質で作られ、新陳代謝というタンパク質合成によって絶えず新しい細胞と置きかわっています。体のタンパク質は窒素を含む関係上、糖質や脂質…

高岡市医師会報掲載

第08回 褥創発症期壊死組織のデブリードメント

  褥創の発症期には、皮下組織が壊死していても皮膚はまだ生き残っている可能性がある点については、前回書きました。しかし、この状況での治療が奏効せず皮膚も壊死に…

高岡市医師会報掲載

第07回 褥創の発症原理

  寝たきりの方にできる褥創(床ずれ)は、一度発症すると大変厄介で治りにくいものです。褥創は看護や介護の責任と考えられ、医療の関与はあまり積極的には行われない…

高岡市医師会報掲載

第06回 痛みの無い擦過傷の治療

  転んだりぶつけたりしたときにできる擦過傷。浅い傷は本当に痛いものです。この擦過傷の治療について最新の閉鎖性ドレッシング材を用いた方法を御紹介いたします。 …

高岡市医師会報掲載

第05回 傷みの無い熱傷ドレッシング法

熱傷における組織障害のメカニズム   高温による皮膚障害が熱傷です。熱傷における組織損傷は、高温によるうっ血、充血および蛋白の凝固などによってもたらされます。…

高岡市医師会報掲載

第04回 閉鎖性ドレッシング材誕生の歴史

  「創傷を閉鎖した方が速く治ること」が臨床応用されるまでには、いくつもの偶然あるいは必然の歴史がありました。まずは、1960年代初頭にWinterらが、当時…

北日本新聞掲載

おお怖! メタボリックシンドローム

 血管の老化である動脈硬化によって心筋梗塞や脳梗塞がおきますが、危険因子として高脂血症・高血圧・糖尿病・喫煙・遺伝因子・ストレス・加齢などが指摘されています。…