高岡市医師会報掲載

第26回 車椅子シーティングと褥創

 車椅子は家庭と施設、あるいは医療施設内の移動用機具として主に使われてきました。ところが最近は生活場所としての使用も多くなってきました。例えば在宅での座位保持…

北日本新聞掲載

糖尿病では膵臓を休めることが大切

 膵臓から分泌されるホルモンのインスリン量が不足し、体のバランスを維持できなくなった状態が糖尿病です。したがって全ての糖尿病の治療は、この不足するインスリンを…

高岡市医師会報掲載

第25回 ストーマケアがもたらした創傷治療革命

 消化器や尿路系の病気のため手術によって腹部に作られた便や尿の出口を、ストーマと呼びます。このうち便の出口のことは人工肛門とも呼ばれますが、人工物で肛門を作っ…

高岡市医師会報掲載

第24回 褥創発症と栄養障害

褥創における組織障害と修復  褥創は仙骨・尾骨部など骨が飛び出した部位に発症します。寝たきりになると仙骨・尾骨部が下になり、長時間圧迫を受けることになります。…

高岡市医師会報掲載

第23回 褥創における wound bed preparation とは

 創が治っていくためには、治癒を障害する要因を改善することが必要です。汚染にさらされ、常に圧迫が加わる難治性の褥創(床ずれ)において、局所治療を行う際の創治癒…

高岡市医師会報掲載

第22回 密閉吸引法

 今回は1990年にKatherine F. Jetterによって日本に紹介され、まずは消化管瘻孔に用いられ、その後褥創に応用されるようになった密閉吸引法につ…

高岡市医師会報掲載

第21回 創傷治癒過程における炎症期の重要性

 創傷治癒過程と、炎症期・増殖期・成熟期について考え、その中でも炎症期の重要性について考えてみましょう。 炎症期とは  傷を受けると組織損傷部に出血がみられま…

北日本新聞掲載

禁煙は決意が大切

 平成18年4月よりたばこをやめられないことが病気として認められ、禁煙への支援が医療保険でできるようになりました。この機に乗じて禁煙をしようと思っている「あな…

高岡市医師会報掲載

第20回 バイオフィルムを考える

バイオフィルムとは  開放創では24時間以内に細菌が住みつくと言われていますが、これらの細菌によって創感染がおこらないことを目指して医師は治療を行っています …