マスクでかぜ予防

2020年3月15日

マスクは風邪の予防に大切です。3層構造のサージカルマスクはウイルスや細菌を97%以上ブロックします。また、のどや鼻に湿気を与え、外部からの感染に強い粘膜を維持します。さらに、汚染した手で口や鼻を触ることが呼吸器感染で最も多い感染経路になりますが、マスクをしていることで、口や鼻を触らなくなることで、接触感染予防になります。
このようにマスクは風邪感染予防に有効です。でも、注意点があります。
マスクを通して呼吸するため、感染源がある場所ではマスクの表面は細菌やウイルスが集積した部位になっています。マスクのズレを直すとき、マスク表面を触ると手に高濃度の汚染がおこります。また、マスクをアゴなどにずらしていた場合アゴなどの汚染をマスク裏側に付着させます。さらに、マスクを腕などにかけている方もありますが、これも同様に内側を汚染します。
マスクを外す時は、マスクのヒモの部分を持って廃棄しますが、普通に持つと表面の汚染が手に付着します。いずれにしても、マスクを外した後は、できるだけ早く手を洗うことが大切です。